インドと数学

インドと数学

それいゆ通信005号

関与先の皆さま

いつもお世話になっております。ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか。
事務所通信の平成21年6月号とともに「それいゆ通信005号」をお届けします。

今月の注目記事は、『黒字化のヒントは現場にあり』です。表紙の【今月のことば】のスズキの鈴木修会長の言葉にも「現場へ入れ」とありますね。急激な景気低迷により、企業の業績は急速に悪化しており、利益を確保することも難しい状況です。まずは、政府の支援策等で急場をしのがなければなりませんが、中・長期的には、企業が継続・発展するための黒字体質への転換が必要です。業績向上に向けて、経営者は問題解決のヒントがつまっている現場に足を運び、経営者の視点から十分点検するという姿勢を検討してみてはどうでしょうか。「チェックリスト」も付いていますので、ぜひご一読ください。

さて、今回のそれいゆ通信は、インドの数学についてです。「インドの子供は九九の計算を20X20まで覚えていて、計算が早い!」という話を聞いたことがありませんか。そのテーマを扱った本も出版されていますね。私は常々、日本の教育で一番誇れるのは九九、かつ暗算は日本の専売特許じゃ!と思いこんでいたので、インドの話を聞いて衝撃を受けました。それに、数字自体の話を聞いてまたビックリ。なんとインドでは、1~100まで全部違う言い方なのだそうです。日本であれば1~10を覚えればそれ以降はなんとなく応用で言えると思いますが、それは例えば英語でもそうですよね、インドの数字表を見たことがありますが、微妙な規則性は漂っているようでしたが、完全に覚えないと正確には発音できないシロモノというように感じました。
インドはゼロの概念を発見したことで知られていますが、それを根底にもつお国柄と根性を感じますね。でも、本当にインドの子供は大変だと思いませんか。
もう一つ、ゼロに関わるエピソードで、インドではエレベーターの階数に必ず「0」が含まれているのだそうです。つまり、「L(ロビー階)、1、2、3」ではなく、「L、0、1、2、3」となっているということです。これも、数字を得意とする民族の誇りなのでしょうか。
皆様がインドにご旅行に行かれる際にはぜひ注目してみてください。私も今後は、通い詰めているインドカレー屋の店員さんの動向に気を配ってみたいと思います。果たして彼にレジは不要なのでしょうか…。

それでは、またお会いできる日を楽しみにしております。