それいゆ通信

海外へ送金するには

それいゆ通信103号

関与先の皆さま

 今年もまた梅雨の季節がやってまいりました。ぐずついたお天気が続いたかと思うと真夏日を記録したりと、寒暖の差が激しい日が続きますが、体調管理は大丈夫でしょうか。お天気が悪く曇りがちにもかかわらず、この時期には七夕があり、織姫と彦星は毎年会えないのかな?と思ってしまいます。これは旧暦の日付をそのまま新暦に持ってきてしまったためで、旧暦をきちんと新暦に換算すると7月の後半で梅雨が明けていることが多く、織姫と彦星の会える確率は高いそうです。私たちも関与先の皆様とお会いすべく、今日も元気に伺いますのでよろしくお願いいたします。それでは、事務所通信平成29年8月号とともにそれいゆ通信103号をお届けします。

 今回の事務所通信では、「残業時間と残業代の計算方法を正しく理解しよう!」について取り上げられています。具体的には、労働時間と残業代の計算方法と休日・休暇・代休・振替休日の明確な違いを理解することです。昨年から過労死のニュースに多く取り上げられていたこともあり、労働時間に対する社会の認識も厳しくなってきています。厚生労働省も経営者に、労働者ごとの賃金台帳へ労働日数、労働時間数、休日労働時間数、時間外労働時間数、深夜労働時間数などの事項を適正に記入することを求めています。労務管理の参考のために是非ご一読ください。

 今回のそれいゆ通信では、国際化に伴い外国へ送金をする関与先様が増えてきましたので、「外国送金」について取り上げます。外国送金依頼書を作成する際に、銀行から「SWIFT(スウィフト)コード」を聞かれることがあります。これは、銀行間の決済、特に国際決済に使用され8文字から11文字の金融機関コード、国名略号、所在地コード、支店コードで構成されています。日本で国内送金を行う際の銀行コード、支店コードの国際版と考えるとわかりやすいかと思います。

 外国送金をする際の特に注意点すべき2点を挙げます。

  1. 関与先様の取引先の銀行が送金の受け入れ可能なシステムに接続していない場合、いくつ
    かの銀行を経由することがあり、経由する銀行ごとに手数料が発生し、送金額が手数料分
    だけ減少することがある。
  2. SWIFTコードなどで送金先を正しく指示しないと送金が途中で止まってしまう危険性が
    あり、間違えた送金を戻すとき、さらに銀行手数料が発生します。また、経由した銀行で
    送金が止まった場合、どこの銀行で止まったかを探すのに時間がかかることがある。

 SWIFTコードと同様に外国送金の際に聞かれるものにIBAN(アイバン)コードとABA(エービーエー)コードがあります。

  ・IBANコードは、欧州連合内での外国送金を円滑化するために作られたコードで、最大34文字
   のアルファベットと数字からなり、桁数が長いため間違えないよう注意が必要です。
  ・ABAコードは米国内の銀行が個別に保有する銀行コードで米国の銀行に送金する際に使用さ
   れることが多いです。

 簡単ではありますが、今後海外への送金の際に参考になれば幸いです。(M.F)

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