「財務経営力」とは
2013/01/10
それいゆ通信049号
関与先の皆さま
あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
また今月、当事務所が開業以来10周年を迎えることができました。関与先皆さまの支えがあり、今日の温井会計があると感謝しております。本当にありがとうございます。
新たな10年先に向かって、初心を忘れることなく、引き続き邁進したいと思っております。まだまだ至らぬ点も多くありますが、全力で皆さまをご支援していくつもりでおります。引き続きご指導、ご鞭撻よろしくお願い申し上げます。それでは、事務所通信平成25年2月号とともにそれいゆ通信049号をお届けします。
今回の事務所通信は、「財務経営力を高めよう」という特集で、変動損益計算書を3回にわたって掲載します。そもそも財務経営力とは何でしょう。中小企業庁がまとめた中小企業のありかたの1つに戦略的経営力を強化することという点があります。そのポイントとなるのが、「財務経営力」と言われるものです。
これは、中小会計要領を適用しつつ、期中の業績管理を行い、信頼性の高い決算書を作成し、そこから経営者が自社の経営状況を把握し、経営計画を作成するとともに、金融機関等の利害関係者への財務状況や資金繰りの状況に関する説明ができる能力のことです。要するに、財務状況を把握し、それに基づいて的確に経営方針を構築していく力のことで、まずは毎月の試算表を理解していくことか第一歩です。解説はなるべく平易に損益について書かれています。ぜひご一読ください。
今回のそれいゆ通信では、今年の業績アップにつなげるべく2012年のヒット商品を振り返ってみたいと思います。
「モノ」から「コト」への消費が流れた1年だったと言われています。それは、現代は、モノである物質の時代から、コトである思い出、サービスや体験を重視する時代へ移っているということです。ものづくりに集中して、良い製品を生産して、それにより顧客を満足させていた時代は終わり、近年では、そのモノをつかってどのようなコトができるのかを重要視するようになってきています。
また現代日本において、それを支えているのは、経済的・時間的に比較的余裕のあるシニア層なのは間違いなく、番付上位はシニア向けが多いようです。若い世代や家族層から人気だったのは、やはりスマホ関連など新たな体験や利便性を感じることができる商品やサービスのようです。今後も消費者にいかに「驚き」を与えられるかがヒットのポイントとなりそうです。改めて眺めてみて、サービスの多様さに対応することの重要性を感じました。皆さまはどう思われましたか。今年はどんな年になるのでしょうか。ぜひ一緒にがんばりましょう。本年もよろしくお願いいたします。