あいさつは重要だ!
2011/09/08
それいゆ通信033号
関与先の皆さま
こんにちは。朝晩は少しずつ涼しくなり、夏が遠ざかる気配がしますね。ただ急な雨や台風など、落ち着かない天気が続いています。東日本大震災から約半年が過ぎ、周りは一見すると平常時に戻っているようですが、被災地や東北の復興を考えるとまだまだ明るい兆しは見えません。あちこちの百貨店やイベント会場では、東北関連の催物が相次いでいるようですが、震災直後に、自分だったら何ができるかと考えた気持ちを忘れず、東北のことを想い続けたいですね。
それいゆ通信では今回から、『社内のゆるんだネジを締め直せ!』と題して、社内のマンネリ化した事項の見直しをシリーズで掲載していきます。スピードが求められる昨今の経済事情において、スピーディな対応を阻害しているのはマンネリ化であることを認識しましょう。そこで第1回は、「あいさつが利益の源泉だと知っていますか?」をテーマに選びました。
あいさつが重要だというのは仕事をする上での最も基本的な事柄ですが、なかなか定着しないのも事実ですね。そこで、まずはあいさつの目的をハッキリさせましょう。あいさつの目的は「相互確認」です。あいさつの仕方ひとつで、相手に対して良い印象や悪い印象を与えます。そのことを十分に理解して、きちんと教育指導する必要があるでしょう。
例えば来客があっても、あいさつをしない。お客様からなにかを聞かれても、ニコリともせずに答える。これでは、訪問客の心証がよくなるはずがありませんね。業績が伸びている会社をみると、訪問客に対しては誰もが「いらっしゃいませ」と大きな声で、にこやかにあいさつをしていることが多いものです。そこの従業員から明るく元気な声であいさつされると、訪問客は自然と好感を持ち、その会社に好印象を抱くようになり、信頼を引き寄せ、結果的に取引拡大につながる可能性があります。
また従業員同士であいさつもろくにできない会社では、職場に協調性が生まれたり、連携プレーがうまくいったりするはずがありません。また、危険予知やメンタルヘルスなどの安全衛生面にも不安が生じるでしょう。あいさつがきちんとできない従業員がいるのは、上司や管理職の責任です。そんな従業員にはその場ですぐに注意する。もしそれでも改善されなければ、きちんと教育指導するべきでしょう。
「あいさつは、大きな声でこちらから」。これが社内のゆるんだネジを締めるポイントであり、まずはそこから利益獲得や安全衛生推進に取り組んでいきましょう。
ネジ巻き1 「あいさつ徹底指導」6つのポイント
①あいさつは、信頼関係構築の第一歩であることを社内の共通認識とする。
②社員全員が明るく、大きな声であいさつできる社風を、朝礼などで実践し作り上げる。
③来訪者を見かけたら、誰もがにこやかにあいさつするようキャンペーンなどを展開する。
④朝礼や会議で具体的事例を挙げ、褒めたり、注意したりする。
⑤お辞儀の仕方には、「会釈」「敬礼」「最敬礼」の3種類があることを教育訓練する。
⑥あいさつすらできない従業員がいるのは、管理者の責任であることを自覚し、率先垂範す
る。
いかがでしたか。少しでも御社の経営改善のきっかけになれば幸いです。
では、またお会いできるのを楽しみにしております。